更新日:2024年9月7日

ミラーニューロンとは

「先生のためのファシリテーション入門」で知ることができた言葉です。

 

ミラーニューロンとは、

※パルマ大学のジャコモ・リッツォラッティ教授によって1991年に発見された。

・他社の行動を見て、自分自身も行動をとっているかのような活動電位を発生させる脳の神経細胞。

・他者の行動を【鏡】のように映し出すことから名づけられた。

・これが共感能力をつかさどると考えられている。

例)

・映画を観て感動して涙をながす。

・先生のイライラが伝わってきた。

 

ここまでは体験的にご理解いただけると思います。

 

 

  次に、ミラーニューロンがあるために、子どもがしていることを見ると、

まるで自分がその行為をしているように感じてしまいます。

だから、自分が「してはいけない」と思っていることを子どもがすると、

親はまるで自分のことのように、「何とかしなければ」と、イライラしてしまうのです。

 

これどうですか?

 

ごく自然にありますよね。

 

 

   2006年に出版され、ベストセラーになった『鏡の法則』では、

「現実に起きる出来事は、一つの『結果』だが、その『結果』には必ず『原因』があり、その『原因』は心の中にある。

つまり、あなたの目の前に広がる現実は、あなたの心を映し出した鏡である。だから、人生の問題を根本的に解決するには、自分の心の中の原因を解消する必要がある」と、述べられています。

 

これは、まさにミラーニューロンについて語られています。

 

  最後にちょっと難しいですが、キモになる部分。

 

 この過程をもとにすると、誰かを「許せない」と心の中で責めているときは、

自分の心の中に「許せない」部分があるということになります。

「誰かを許せない」ということは、結局は「自分を許せない」ということになり、

その誰かを思い出すたびに、自分の心の中の嫌な部分を思い出し、落ち着かなくなったり、イライラしたりするのです。

それでは、いつも安らぎがなく、リラックスできず、心と体のどこかに緊張感がある状態が続き、何かしらの問題を引き起こしやすくなります。

 

親子の関係でも同じです。 

「子供のことを受け入れるのが難しい」と感じる人は、一度、自分を受け入れてみてはいかがでしょうか。
(今の自分をホメる)

(だって本当に子育てがんばっていますよ!!!!)

 そうすると、子どもにも優しく向き合うことができるようなるかもしれません。

 

このニュアンス届くといいなぁ。

脳の仕組みが、わかると面白いです。