更新日:2019年8月8日

「比例」と「反比例」が苦手

「先生、私、比例・反比例が苦手なんです。」

生徒からそんな嘆きを聞くことがあります。

「えっ!そうなの。 言うほど難しい単元じゃないと思うけどなぁ」と返答しつつ、

内心では、もったいない、なぜだろう?と考えてしまいました。

 

ひとつの答えは、生徒達のマインドセットの仕方が悪いです。

 

 

マインドセットが、

・「比例」「反比例」は、「なんかややこしい単元」のひとつ。

・「グラフ」「座標軸」「x軸」「y軸」そして「1次関数」と「用語」が多すぎでやる気もでない。

 

などが原因としてあげられると思います

 

ポイントは、できるだけ、「式と身近な具体例とつなげるようにしたらわかりやすい」です。

覚える式は、

□比例

y=ax

□反比例

y=a/x

a=xy

 

の3つ。

これを比例と反比例の身近な例で紹介すると、

 

<比例>

中学校で覚えるべき単語は800語。

1週間で50単語覚えるとしましょう。

2週間で100単語。

3週間で150単語。

そうです、やるきになれば

16週間(約3カ月)で800単語を覚えられます。

y=50x

 

<反比例>

夏休みの読書感想文。

本のページが全部で120ページ。

1日20ページ読めば6日で読破できます。

1日30ページ読めば4日間で読破できます。

読書を先延ばしにすればするほど、1日の負担が増えます。

 

y=a/x 

a=240

 

ポイントは、「比例」「反比例」は技術的な問題よりマインドセットの仕方です。

 

 

「比例」「反比例」に限らず、

物事を要素に分解して単純化するチカラは数学です。

数学は、将来、社会にでて活躍するためのチカラになる。

そのために、今、勉強して、身に付けているんだというマインドセットにすれば、

これまでよりも、勉強したことがスムーズに頭に入ると思います。

いかがでしょうか。(無理あるかなぁ)

 

コーチ わかなべ